2018/07/12 20:03

夏場の水遣りについて、ご質問のメールを何件かいただきました。

ご存知の通り、多肉植物にとって、過酷な時期。
冬場よりも夏場に調子を崩してしまう多肉植物が多いようです。
焦げたり、蒸れたり、煮えたり等。。。

夏場の水遣り、私の場合について書いてみようと思います。
お住いの地域によって、多肉植物の管理の方法も違ってくると思うので、ご参考までに!

私の住んでいる福島県福島市は、典型的な内陸性盆地型気候。
暑い、寒いがハッキリした寒暖差が激しい分、福島市の薔薇の色付きは有名ですが、多肉植物の紅葉も然り。
夏の最高気温は35度を超える日が珍しくなく、毎年、年に数回はその日の全国最高気温をマークするほどです。
冬季同様、出来るだけ水遣りは控えたい夏ですが、さすがに3か月以上水を切ってしまうと、「水をくれ~!」(笑)とシワシワブヨブヨになって訴えてくる多肉植物には、夏でも水遣りをします。
勿論、夕方~夜の涼しい時間に行います。

先ず、水遣り前に必ずするのが、下葉の枯れた葉を取り除くこと。
枯れた葉が土に着いた状態で水遣りをすると、苗自体が弱ったり病気になったりします。
多肉植物苗の株元には、葉が土に付かないように、日向土(ひゅうがづち)を多肉植物の土の上にマルチングしてあります。
日向土がない場合は、ゼオライト等でも代用出来ます。
その後、底面給水トレー半分位に水を張り、その中に多肉植物ポット苗をそのまま投入。
底面から吸い上げて、鉢の上の土の色が変わった頃、トレーから上げてポットを上下に振って余分な水分を切ってあげます。
そして、水遣り後3日間は、エアコンの効いている室内の窓辺で管理。
(夕方から翌日朝までは、エアコンは切りサーキュレーターのみ)
何十もあるトレーをいっぺんにするのは、体力的にも大変なので、グループ分けして1~3トレーずつすると良いと思います。
あとは、日陰→日向(遮光ネット使用)と、通常の管理です。

夏場の多肉植物(紅葉する種)は、みどりんの夏顔をしていますが、それも紅葉の時期に綺麗に紅葉する準備です。
ぜひ、この過酷な夏を頑張って乗り切っていただきたいと思います。